長野県山岳協会
NAGANO.MOUNNTAINEERING.ASSOCIATION.JAPAN【N.M.A.JAPAN】

第2回会議まとめ


2009.03.10
武蔵工業大学第二高等学校

長山協 50周年記念事業実行委員会 第2回会議まとめ

長山協 50周年記念事業実行委員会

1)会長挨拶

ここ数年の登山の変化は大きい。様変わりし、多様化した登山の健全化のための礎づくりができるような50周年でありたい。また50年の総括をた単にまとめて終わりという形にしてしまうことなく、十分に議論をする中で、その過程が今後に役立つものとなるようなものを積み上げていくような形がのぞましい。そして、それが未来へ向かっての議論であるある以上、情報は広く共有できるような形を考えていってほしい。今後、プロジェクトチームを作って計画を推進していくことをお願いすることになるが、初めから成果を求めることはせず、よりよい形をみんなで考え合っていきたい。

2)経過報告(大西)

2009年
2月17日 理事会にて2月1日の会議の様子を報告

3)議事

  1. 事業の推進のためのプロジェクトチームの発足、委員の補強
    *プロジェクトチームの発足に先立っての基本的なコンセプトについての議論
    • 基本になるような理論的なものがはっきりしていない時代にあって、長山協のみならず広い山仲間が、先を見出せるような意見交換のできる「シンポジウム」を計画してはどうか。(田村)
    • 山岳会機能が再構成され、元気になることが大事。日本の登山は「アルピニズム」という理論を中心に展開してきたが、今はそれだけではくくれない。かつて第2次RCCが「スーパーアルピニズム」を掲げたその実践をしたが、「アルピニズム死滅論」でも「新たな理論」でもいいが何か長山協として提起ができればいい。たとえば地域と結びついた登山を考えてみれば、後立山の「ルンゼ」を全部登ってみるなど未知の部分はまだ一杯ある。山岳会の訓練機能、遭対機能などを原点に返って考えてみることは意義あることだ。(柳澤)
    • 根幹をなす思想的なものをしっかり話し合うことが重要だ。(田村)
    • 今の若者の登山を見ていると憂うべき状況である。(島田)
    • それは夢や情熱というものがさめているといいかえることができる。(田中)
    • 登山の質が違うと斬ってしまうのは簡単だが、それでは発展しない。(田村)
    • 今の中高年登山者が中核にしているのは、「百名山」であり、従来のアルピニズムとはちょっと違う。そのあたりを大いに深めていく必要がある。(柳澤)
    • フリークライミングに興ずる若者は人種がちがう。全く話が通じない。(島田)
    • 50周年事業を誰にアピールしていくのか?50年前を振り返り、同時に50年後を見据えて、「あの時、あの当時どうしてあの登山ができたのか」、「今の30代、40代がどういう50年後を迎えていくのか」を客観的に分析したい。(伊澤)
    • 前回の議論でもあがってきた「環境」などというテーマのほかに、50周年を統一するようなスローガンがないかずっと考えていた。たとえば、「長山協が求めてきたもの、求めるもの」というような抽象的でも普遍的なものをつくり、それにそって事業展開して行ってはいかがか。(宮本)
    • 共通のコンセプトは必要である。(星野)
    • 若い者には夢がないように感じる。今後登山界がどんな方向に進んでいくか不安である。(島田)
    • 島田さんの山へ入ったきっかけは?(小林貞)
    • 「夢」「憧れ」「感激」である。(島田)
    • 山への取り組み方は千差万別、それを強要はできないが、みんなで考えていく必要性は十分ある。(小林貞)
    • 支部長を引き受けてどうすすめていいかジレンマを感じながらやっている。なかなかこちらのテーブルに乗ってきてくれない。今の若い人たちというのは無駄なことに時間を割きたくない。そういう自分自身もかつてはそうだったが・・・。(篠崎)
    • 20年前にフリーやスノーボードが入ってきた当初は全く市民権を得ていなかった。しかし今や完全に入り込んできている。50年後にどうなっているかは全く予測がつかない。(伊澤)
    • 50周年はいい機会。こういったことを何回かやっていくことも必要だ。(田中)
    • こういう議論は必要だ。自分史をもう一回辿る意味でこの機会を使っていろいろ考えてみたい。(小林貞)
    • 私は年の割りに古いタイプ。山岳会や協会が変容してきたのは、「わずらわしい」ということなのかとも思う。そういう人たちから本音を引っ張り出すのは難しいと感じている。(中島)
    • フリーだ、なんだと絶対に固定的に見てはいけないと思う。今の状態がずっとこのまま続くとも言い切れない。なんにせよ、手をこまねいていることが一番いけない。人間というものはちょっとしたことで変わるもの。一生懸命動いていることはフリーだろうとなんだろうと関係ない。その動いていることが大事だ。長野らしい何かをアピールしたい。(田村)
    • 「フリーだから」ということでの違和感があるわけではないが、将来が心配だ。いいものは伝えていかなければならないし、伝えていく力をつけていってほしい。現状見ていると、そこに「思想」も「理想」も「夢」もない。(島田)
    • 「登山とは何か。登山者とは何か。」を考えるということに括られるように思う。(田中)
    • 残念ながら、「フリー」のみの若者たちをみていると私たち自身が斬られてしまうような危惧もある。(篠崎)
    • 要は、登山の範疇がどこまでかということだろう。それぞれのセクションの秀でた人の考えを無理やり括ろうとせずに広く考えられる機会をもてればいい。シンポジウムでも登山でもいいが、私たちの中で思っている登山の範疇の「オーソライズ」が、これらを通じて見えてくればいいと思う。(西田)
    • 実際のところ自分のために時間を使いたいというのが本音。フリーだけやっている人もいるが、その人たちから見れば逆に見える側面もある。(乃村)
    • その意味では50年を記念しての「コンペ」なんて面白いかもしれない。(伊澤)
    • すべての人に意見を求めるのもおかしい。それぞれに登山哲学があるのは当然なのだから。(花岡)
    • コンセプトを話すのは重要だ。この話は今回限りにせず、議論は続くということで、今日はこの辺で打ち切ってはどうか。(宮本)
    *資料に基づいて発足了承
    *プロジェクトについては、内容もメンバーも、固定的ではなく、弾力的に考えてゆくことを確認。
    *委員として、中島俊弥氏、山田正充氏、勝野順氏、山内一成氏を補強する。

  2. プロジェクトチームごとの検討
    検討結果
     国内登山プロジェクトチーム
      代表者:田中幸雄氏
    • 50山登山は実施したい。時期は今後検討していく。身近な里山を考えている。
    • クライミング大会も実施できれば数箇所で行いたい。
    • Tシャツ等も作ればもりあがるのではないかと思う。
     海外登山・トレッキングプロジェクトチーム
      代表者:宮本義彦
    • 山内国際交流委員長をメンバーとして補強したい。
    • 海外登山については、50周年の冠をつけて積極的にやってほしいとよびかけてゆく。
    • トレッキングは今後それぞれの委員で具体的なルートを2ルートくらいずつ絞り込んでゆく。コンセプトとしては、一般の旅行社とは一味違う「長山協」だからできるトレッキング。
     記念誌・DVDプロジェクトチーム
      代表者:田村宣紀
    • 勝野順元副会長をメンバーとして補強したい。
    • 「記念誌・DVD」でひとつのチームとする。
    • 記念誌に盛り込むものとして、現段階で、@過去として「50年通史」A未来として「コンセプトの話ででてきたシンポのまとめ」B記録として「長山協として評価できる登山」(国内外問わず)C多くの人に関わってもらうために「50山登山の写真や報告」Dその他 があがってきている。
    • DVDを完成させる。
     指導書プロジェクトチーム
      代表者:未定
    • 山岳会の要請に応えられるもの、リーダーシップについての考えをまとめたものなど。
    • 一例として「行ってきます、ただいま」というような観点で、山に行って無事に帰ってくることにポイントを絞っての編集はどうか。
    • ここ5年ほど長山協指導、遭対とセンターが共催で開催している講師講習会や針の木での交流会、長山協キャンプなどのまとめをしてみたらどうか。

  3. その他
    • 本日の報告を理事会にておこない、4月第50回総会にて大筋を認めてもらい、各会の協力を要請する。
    • 次回に向けて
      次回会議を6月下旬に設定。それまでに各プロジェクトチームでは、必要に応じてチームごとの会議を設定し、具体化を進めてその結果を持ち寄る。
    • 今後の大まかな進め方
      2009年度 方向性を出し、大筋の事業を決めていく。
      2010年度 事業の具体的な中身を煮詰めていく。
      2011年度 事業を遂行する。

  4. 今後の予定
    4月11日(土) 理事会
    4月12日(日) 長山協第50回総会
    随時       各プロジェクトチームごと会合をもつ
    6月 下旬    第3回実行委員会


長山協 50周年記念事業実行委員会 プロジェクトチーム

長山協創立50周年記念事業実行委員会
  1. 全体の体制
    顧   問古原和美
    実行委員長柳澤昭夫
    副実行委員長森山議雄・宮本義彦・花岡 勉・田中幸雄・西田均
    事  務 局柳澤昭夫・森山議雄・宮本義彦・花岡 勉・田中幸雄・西田均・大西 浩・小林國弘・小林貞幸
    実行委員会30名(3月10日現在)

  2. プロジェクトチーム
    チーム名プ ロ ジ ェ ク ト責任者メ  ン  バ ー
    総  務式典 大西浩・小林國弘・小林貞幸・西田 均・花岡勉・宮本義彦・柳澤昭夫
    祝賀会 
    グッズ製作 
    山関連資料蒐集 
    記念登山国内登山田中幸雄小林貞幸・篠崎美和子・島田良・田中幸雄・中島智章・乃村昌広・林英之・山田正充
    海外登山・トレッキング宮本義彦浅川とみ子・星野吉晴・宮本義彦・中島俊弥・山内一成
    記  録記念誌DVD田村宣紀大西浩・勝野順・唐木勉・小林國弘・田村宣紀・西田均・花岡勉・望丹亮・横地康生
    指導書未定伊澤則昭・唐木真澄・下井孝雄・杉田浩康・古幡和敬・森山議雄・柳澤昭夫




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