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国際登山委員会・国際交流委員会
2008年度 活 動 報 告
総括
2008年度の活動方針及び活動案は、次の通りであった。
活動方針
海外登山の情報提供、研究推進、実行支援の体制を検討する。
チベットとの新たな友好交流を模索する。
ネパール登山協会との友好、交流の具体策を研究、推進する。
長山協合同セミナーを成功させる。
長山協海外登山クロニクル作成に協力する。
活動案
海外登山情報提供、研究推進、実行支援組織の検討
チベット訪問を考える
ネパール登山協会との友好支援機関の提案
長山協合同セミナーの準備
海外登山検討会、発表会を開く
1年間の活動を通して感じられることは、海外登山実行の困難さである。その主原因と考えられるのは、各山岳会における海外登山志向の希薄化であり、休暇取得の異常な困難さであろう。
そうした中でも、工夫や努力でいくつかの実践がなされ、その大半を発表してもらうことができた。そこには、次のような傾向がみられた。
比較的短期間の海外登山-----台湾や韓国
少人数の海外登山----アラスカやネパールやアンデス
中高年グループの海外登山やトレッキング
本年度は、国際部独自で新たに実施した『海外登山研究会』と四委員会合同実施の『山のセミナー』を通じて、現状としては最大限の情報提供及び研究推進ができたと考えている。
とりわけ、古原和美名誉会長のネパール6000m級未踏峰の発表、唐木真澄氏の8000m登山事情報告は今後大いに活用したい内容である。
しかし、研究討議するという点ではまだまだ不十分だった。また、参加者が限定されているということで、もっと広がるよう考える必要がある。
国際交流の面では、2009年4月から5月に実施される『エベレスト山群環境トレッキング』の機会を利用し、ネパール山岳協会との懇談等を企画した。
チベットとの交流の足懸りは、ラサ訪問の努力をしたが情勢が厳しく、実現できなかった。
組織的な活動では、国際部会を2回開催したが全員集まれる状況になく、メールや郵送による持ち回り部会も併用した。
また、日本山岳協会国際部の会議には、2回とも出席をした。
長山協海外登山クロニクル作成を、アピールと資料収集の面でバックアップした。
活動報告
4月13日
チベット登山協会に2008年合同登山の中止を通告
6月21〜22日
日山協国際部総会(群馬県水上町、山内出席)
7月3日
第1回国際部会(塩尻市)
10月9日
第2回国際部会(塩尻市)
11月15日
『海外登山研究会』開催(山岳総合センター)
1月31〜1日
『山のセミナー』合同開催(山岳総合センター)
2月10〜11日
日山協海外登山技術研究会(東京、山内出席)
『海外登山研究会』と『山のセミナー』(国際部に関して)の報告
海外登山研究会
日 程
2:30〜3:00
受 付
3:10〜4:40
ネパールの登山事情と6000m級未踏峰
講師/古原和美氏(長山協名誉会長)
4:50〜6:00
ネパールでのトレッキングとライト登山
講師/山田慶周氏
6:10〜6:40
今年度の海外登山の報告
韓国、台湾、シルクロードの報告
参加者 23名
内 容
古原講師から貴重な資料とスライドによるネパールの魅力的な6000m級の未踏峰が紹介された。挑戦する登山隊が出てきてほしい。
山田講師から最新のネパール情勢と、氷河の衰退による登山ルートの変化の激しさが報告された。事前の情報収集が重要である。
次の四つの海外登山報告があった。
韓国/雪岳山--------山岳山遊会の清水さんから
台湾/雪山、玉山----WB長野とGDM有志の隊の報告を宮本から
シルクロード--------篠崎さんから
海外登山の情報提供や交換の場が、久しぶりに設定された。今回は特にネパールが中心となった。内容が濃く、今後ともこういう機会をつくってゆきたいと感じている。参加者が増えてほしい。
山のセミナー(花岡事業部長)
日 程
2月1日(日) 午前
8:30〜 9:00
受 付
9:00〜12:00
海外登山情報と報告
台湾の山岳紹介と登山事情
講師 林哲全氏(中華民国山岳協会情報部長)
中国・新疆ウイグル自治区の山と自然の紹介
講師 ヌル・マイマイティ・タシ氏
(新疆出身 ツアーコンダクター)
海外登山報告
ネパール、アラスカ、韓国、台湾、中国ほか
ネパール・エベレスト山群記念トレッキング計画
講師 田村宣紀氏(県自然保護連盟副会長)
内 容
2日間で79名の参加(うち一般2名)。主催者の努力で例年に比べ参加者が増え盛況であった。今後は一般参加をいかに増やすかが課題。
時間が少ない中、内容が盛り沢山であったため、突っ込んだ討論ができなかったのは残念だった。次年度に活かしたい。
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