選手を目指す方へ


長野県からスポーツクライミングの選手になり、全国、世界で活躍するためには、次のような道筋があります。

クライミングの選手として活動するための道筋

1.選手登録をする
 長野県大会や国体、日本山岳・スポーツクライミング協会(以下JMSCA)が主催するクライミング大会に出場するためには、まず選手登録をする必要があります。
 選手登録にはB登録、A登録の2種類があります。
 B登録は登録料2000円(19歳未満1000円)で研修を受ける必要がありませんが、出場できる大会が限られます。
 A登録は登録料5000円でA選手登録義務研修(倫理・AD)を前年度に受けなければなりません。
 A登録をすると世界へ続く大会に出場することができます。
 詳細についてはJMSCAのホームページをご覧ください。

2.長野県クライミング大会に出場する
 長野県クライミング大会は年に1回開催され、選手登録(A登録、B登録いずれも可)をすればだれでも申し込むことができます。
 要綱は1月ほど前に、長野県山岳協会公式Webトップページにアップされます。
 国体選手及び強化指定選手の選考会を兼ねています。

3.強化指定を受ける
 長野県クライミング大会の成績が優秀ならば、強化指定を受けることができます。
  (詳細については下記「強化指定選手の選考方法について」を参照)
 強化指定を受け、経験豊富な監督やコーチの指導を受け、県内のトップ選手たちとともに練習することが強くなるための近道です。
 また、強化指定を受けると、錬成や合宿にかかった交通費、施設利用料、宿泊費、講師謝金などに対し補助を受けることができます。

4.各種大会に出場する
 長野県クライミング大会は国体選手の選考会を兼ねていますので、
 成績が優秀なら長野県の代表として北信越ブロック大会(成年男子は本大会)に出場することができます。
 JMSCAの主催する国体以外の公式大会の要項はすべてJMSCAのホームページにアップされますので自分で申し込みをします。
 なお、上記A登録のためのA選手登録義務研修(倫理・AD)を前年度中に受講していなければ申し込みが出来ませんので注意が必要です。

5.世界を目指す
 国際大会に出場するにはJMSCAが主催する次にあげた公式大会で入賞することが必要です。
 要項は大会の1か月ほど前に公開されますので、自分で申し込みをします。
 申し込み期間が短い上に、定員に達すると締め切られてしまうので注意が必要です。
 公式大会は公式ルールに沿って運営されます。
 国際大会につながっている大会には次のようなものがあります。
(1) ユース選手権(ボルダー、リード、スピード)
  これらの大会で上位入賞すると世界ユースへの道が開けます。
(2) ジャパンツアー(ボルダー、リード、スピード)
  ジャパンカップの予選として全国各地で開催されます。
  目標とする種目のジャパンツアーに出場し獲得したポイントの上位の選手からジャパンカップの出場権が得られます。
  シニアの国際大会に出場するためには、ジャパンツアーに参戦することが第一歩となります。
(3) ジャパンカップ(ボルダー、リード、スピード、ボルダー&リード)
  国内最高峰の大会です。
  入賞すれば日本代表として世界大会に参加できます。

6.国内のみの公式大会
(1) 高校生選手権(リード)
 高校生NO1を決める大会です。
 高校生選手の中で成績が優秀ならば山岳協会の推薦を受けて県の代表として出場することができます。
(2) ユースフューチャーカップ
 ユースD,ユースC対象の大会です。
 令和5年度で3回目の新しい大会です。B登録をし、自分で申し込みをします。

7.草コンペ
 各ジムや団体が独自に開催する大会です。
 独自のルールと魅力がありますから、出場することには大きな価値があります。
 選手登録は必要ありません。自分で申し込みをします。

選手として活躍したい方は、選手登録をし、まずは長野県大会に参加してみたらいかがでしょうか

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長野県山岳協会 強化指定選手の選考方法について
【強化指定選手の選考方法について】は、こちらをご覧ください。