諏訪支部 第23回夏山登山教室報告


諏訪支部指導部

7/24-25に第23回諏訪支部夏山登山教室を開催しました。「梅雨明け十日」といいますが、その名の通り、今年は晴天にめぐまれ、県界尾根〜赤岳〜横岳〜杣添(そまぞえ)尾根というコースを無事に行くことができました。コース設定がちょっと厳しかったためか、参加者4名と少なめでしたが、神奈川、東京といった遠方からも参加いただきました。
 初日は準備運動後、美し森終点を出発。ややゆっくりとしたペースで歩き始めました。県界尾根への取り付きは急登でしたが、全員、しっかりとした足取りで順調に登りました。尾根の途中で地図の見方などの講習を行ったりしながら、赤岳直下の岩場へ。歩き方の説明の後、登り始めましたが、バランスに気をつけて、石を落とさないように、などのアドバイスを受けてぐんぐん登っていきました。ミネウスユキソウ、チシマギキョウ、ミヤマダイコンソウ、シャクナゲ等々の高山植物にも会うことができました。赤岳に無事登頂し、記念撮影後、本日の宿泊の赤岳天望荘へ。夕食後は、ロープワーク、登山道具の種類などの講習を行い、いつまでも話はつきませんでした。
 二日目は、準備体操後、横岳へ向けて出発。ちょっと風は強かったですが、快晴ですばらしい景色を楽しみました。岩場の通過もありましたが、危険なところは、後ろ向きに下る等のアドバイスを受け、全員、問題なく通過。横岳登頂後、ちょっと戻って杣添尾根を下山し、解散しました。
中級者向けのコースでしたが、1/25000, 1/50000 の地図の違い、コンパスの使い方、ツェルトの使用方法、登山届けの必要性などの基礎的なことから、岩稜通過時のバランスの取り方、ロープの結び方などの多岐に渡る講習を行いました。安全で楽しい登山につながるよう、これからも夏山登山教室を継続していきたいと思います。
最後に、協力いただいた関係各位、温かく迎えていただきました赤岳天望荘のスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。

諏訪支部 佐伯(記)

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横岳山頂にて

岩場

県界尾根

ミヤマダイコンソウ